伝源俊頼筆 「益田鈍翁展」(昭和58・於三越)出陳(めづらしき まづけふをこそ 小野宮のおほいまうちぎみの ご院にて ひとゞゞ ゆくすへも みがよはひを だいしらず 花菱・七宝・唐草などいろいろな文様の和製唐紙を用いて仕立てられた、十二世紀初頭の粘葉装の冊子本の断簡で、本品は亀甲文である。拾遺抄切吉澤義則箱益田鈍翁旧蔵縦 二一・四糎本紙 横 一一・九糎ちよのはじめの ねのひには)ひくべかりけれねのひしはべりけるにうたよみはべりけるニ三条右大臣ねのひの松の ためしには 1きひかむとぞおもふよみびとしらず(拾遺抄巻第五・賀)ウロコヤ横井商店42
元のページ ../index.html#44