づね 交趾 球形に近い蓋甲中央に五弁花をあしらい、全体を三方割りとしてそれぞれに火焔を配している。高台は小ぶりで、やはり五弁の花形となっている。緑・黄・紫の三色が用いられ、襷の部分が黄釉のものを特に珍重する。柘榴香合仁阿弥道八造 共箱径 六・八糎高 六・一糎鷹司兼熙筆 あきらけき 正徳二年(一七一二)一月十三日霊元上皇歌会始懐紙 朝日圓如鏡かがみとみえて ひかりあまねき 君が代の春出いる日の 鷹司兼か熙ひろ 万治二年─享保十年 (一六五九─一七二五)江戸時代前期から中期にかけての公卿。関白・鷹司房輔の長男。官位は従一位・関白。鷹司家十七代当主。主に霊元天皇と東山天皇の在位中に朝廷の中枢として活躍した。本紙 四一・八糎五九・三糎一三六・七糎全体 七七・七糎591211横 縦 横 縦
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