第33回古美術・茶道具展 和美の会 図録
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備前花入見申候面白候 則ヲトリ猿 与名附申候 近日一服可被下候 以上   四月廿八日 (花押)古備前御花入 風情古色入神之霊器歟 依而 書記シテ以仰御秘蔵ト云々     宗中古備前耳付花入 「窯変」が特徴。備前焼は岡山県備前市で作られる陶器。日本六古窯のひとつに数えられ、千年の歴史を持つ。良質の陶土で一点ずつ整形して乾燥させた後、絵付けや釉薬を施さずそのまま焼くため、土色がよく現れる。焼成時の窯の状態によって色や表面が変化する高 二五・五糎径 一二・〇糎覚々斎直書啐啄斎箱書覚々斎・宗中添文83銘 オドリサル

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